0. まえおき
R など、Linux 上のソフトウエアを用いて図を作り、それを論文に掲載するときに、エラーが出るので修正せよ、との連絡があった。
調べてみると、結構根深いので、今のところ途中経過を書く。
1. 概要
問題 1
印刷業者は、高品位の印刷をするために、フォントを埋め込むか、アウトラインにすることを要求する。
困ったことだ。かの Prof. Ripley も困っている。
問題 2
Adobe Acrobat 5.0 までは、Times Roman や Helvetica などのフォントが含まれていたが、
現在では含まれていない。
2. 対策
2.1 Distiller を使う。
先の、Prof. B. Ripley の記事の近所に、Adobe Distiller を利用したとある。なるほど、Distiller
というソフトを使えばできるのか、と思って調べてみた。ところが、最低24万円もする。
おかしいと思ったら、Acrobat に附属しているソフトであるとのこと。しかも、30日間であれば、
お試しができる。:-)
早速挑戦。しかし、… Times とか Helvetica が無いと言って怒られる。Adobe Acrobat のヘルプを
読むと、5.0 まではあったんだけどね、とのこと。
これじゃあ、R を含む Linux コミュニティ関係者は、クリーンな
EPS や PDF を作れないではないか!
2.2 gs のフォントを試す。
ちょっと落ち着いて、良く考えると、Windows にも gs(ghostscript) がある。これは、
フォントを持っているし、こんなアコギ^H^H^H 商売上手なことはしないはずである。
最新の gs 8.41(8.47だっけ?) を導入して、gs のフォントが置かれている場所に、
Adobe Acrobat, Distiller のフォントのパスを通す。しかし、まるでダメ。
.pfa, .pfb といったファイルは認識してくれないようだ。
2.3 Adobe Acrobat 7.0 Professional を試す。
導入するときに、「標準」にしてしまったので、欠けた機能があるのではないかと思い、再導入。
欧文フォントをいれる。しかし、ダメ。かなり悲惨な状況
2.4 eps2eps を用いる。
eps2eps は gs に附属しているコマンドで、eps ファイル中の文字のデータをビットマップあるいは、
アウトラインに変更してくれる。小さい字はアウトラインにならずに、ビットマップになってしまう。
そこで、代わりに resolution をあげる。自分の使っているファイルでは、2400 dpi
( -r2400 で指定) で問題ないようだ。ここを参照。
ただ、問題もある。ハッチングが綺麗じゃない可能性。これは確かめていない。また、
BoundingBox がずれてしまう問題点がある。